コラム
2022年07月27日

肌のくすみの原因とは?自宅でもできるタイプ別対処法を解説!

肌にくすみがあると、年齢よりも老けて見えたり、疲れ顔に見えてしまったりします。若々しい印象を保つためには、くすみのタイプ別にアプローチした対策が必要です。この記事では、肌のくすみの原因と、タイプ別にできる対処法を解説しますので、参考にしてください。

くすみ肌ってどんな状態?

くすみ肌とは、顔全体の色が本来よりも、暗く見える状態のことです。肌の透明感や明るさ、艶が失われると、全体的に暗く疲れた印象となります。くすみは、初期老化の特徴ともいわれています。見た目が不健康で老けた印象になるだけでなく、シミやシワなどに悪化していく原因にもなるため、早めの改善が大切です。

肌のくすみの原因

肌のくすみには、タイプの異なる原因があります。ここでは、主な原因となる以下の5つの要素を解説します。

  • 乾燥
  • メラニン
  • 血行不良
  • 糖化
  • 角質

乾燥

肌にグレーがかったくすみが見られる場合は、乾燥が原因と考えられます。乾燥により肌の水分量が減ると、艶やハリがなくなり影ができるため、グレーがかった顔色になりがちです。また、肌の乾燥はターンオーバーの乱れも起こしやすく、古い角質が溜まりくすんだ印象になります。乾燥が進むと肌のバリア機能も低くなり、肌トラブルも起こしやすくなるでしょう。

メラニン

茶色っぽいくすみは、メラニンが原因である場合が多いです。紫外線や摩擦により刺激を受けると、肌は保護作用により、メラニンを生成します。ターンオーバーの乱れにより、大量のメラニンが生成されたまま体内に排出されないと、色素が沈着して、くすんで見えるようになります。UVケアを怠っていたり、洗顔の際に強く擦ったりする癖がある人は、メラニンによるくすみを起こしやすいため、注意が必要です。

血行不良

血行不良により肌に十分な栄養が行き渡らないと、毛細血管が目立ち、くすみの原因となります。血行不良が原因のタイプは、青黒いくすみになって現れます。血行不良によるくすみは、くすみの中でも一番多いタイプとされています。以下のような人は、血行不良になりやすいため、当てはまるかチェックしてみるとよいでしょう。

  • 冷え性
  • 疲れやすい
  • 浮腫みやすい
  • 運動不足

糖化

糖化とは、糖分の摂りすぎにより、余分な糖質と肌のタンパク質が結びつく現象のことです。糖化したタンパク質は、AGEsという物質に変質します。AGEsは黄色褐色の物質のため、真皮層が糖化すると、肌に黄色っぽいくすみが生じます。

糖化の原因のひとつには老化もありますが、年齢に関わりなく、生活習慣により糖化が進む場合もあります。たとえば、糖質・脂質過多の食習慣や喫煙なども影響します。また、お菓子や清涼飲料水に使われている人工甘味料も糖化の原因となるため、注意したいものです。

角質

肌のターンオーバーが乱れ、角質が溜まると、ごわつきを伴ったくすみが生じます。本来剥がれ落ちるはずの角質が蓄積すると、肌の透明感が失われます。皮膚が厚く硬くなるため、光の透過を遮り、くすんだ印象となるのです。

ターンオーバーの乱れは、加齢のほか、疲れや睡眠不足などによって生じます。不規則な生活を送っている人は、角質の蓄積によるくすみに注意が必要です。

肌のくすみのタイプ別対策

それぞれのくすみのタイプを解説しましたが、ここではさらにタイプ別の対策をご紹介します。

乾燥

乾燥タイプのくすみの対策は、環境とスキンケアの2つが重要です。加湿器を付けたり、エアコンの使用を控えたりすることにより、乾燥しにくい環境を作れます。また、保湿に重点を置いたスキンケアも有効です。適度に油分が配合された基礎化粧品を使い、水分の蒸発を防げます。

メラニン

メラニンによるくすみを起こさないためには、紫外線と摩擦による刺激に注意が必要です。日差しが強い季節だけではなく、1年を通して紫外線ケアをおこなうようにしましょう。また、洗顔や小顔マッサージなどの間違ったケアにより、肌を強く擦って刺激を与えないことも大切です。

血行不良

血行不良の場合は、生活習慣の改善が有効です。定期的な運動は、全身の血液循環に効果があります。軽いランニングやウォーキングを、日常のルーティンに組み入れるのがオススメです。また、温かいお風呂に浸かること、体を温める食材を取り入れることなども有効です。

糖化

糖化を避けるためには、糖質に注意した食生活が大切です。炭水化物やお菓子などの摂りすぎには注意しましょう。食事の際は、野菜から食べるようにすると、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるとされています。また、おやつには血糖値が上がりにくいナッツなどを食べ、空腹を抑えるのもオススメです。

角質

角質の蓄積の原因となるターンオーバーの乱れは、睡眠不足や疲れにより起こります。睡眠時に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバーと大きな関係があります。十分な睡眠時間をとり、深く眠れる環境を整えるようにしましょう。また、角質を落とすためのスキンケアも有効です。

フェイスマッサージは血行不良に有効

肌のくすみの原因の中でもっとも多いタイプが、血行不良です。また、血行不良はほかのタイプとも関連性があります。顔の血行が悪いと、肌に栄養が十分行き渡らなくなり、ターンオーバーの乱れや肌トラブルの原因にもなります。

血行不良に有効な対策方法のひとつが、フェイスマッサージです。ただし、間違ったセルフマッサージは肌の摩擦の原因にもなるため、できればプロの手による施術を受けるのがオススメです。エステでのフェイスマッサージは、筋肉の凝りやリンパの流れなどに適切にアプローチできます。また、顔だけでなくボディケアもおこなうなら、全身の代謝改善も期待できるでしょう。

まとめ

肌のくすみには、グレーや茶色、青白い色味など、さまざまなタイプがあります。それぞれのくすみのタイプにより原因も異なり、原因にあったアプローチが必要です。生活習慣やスキンケアを変えるだけでも、くすみに改善が見られる場合があります。セルフケアだけでは難しい場合には、プロのエステの施術を受ける方法もあります。

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