コラム
2022年07月18日

エステサロンの開業に必要なものは?準備するものや手順について解説

エステサロンは、特別な資格も必要なく、誰でも開業できるのが特徴です。しかし、エステサロンを開業しようと思っても、どのように進めていけばいいのかわからないのではないでしょうか。

そこで今回は、エステサロンを開業したい方に向けて、必要なものや手順について解説していきます。やることはたくさんありますが、ひとつずつ確実に進めていきましょう。

エステサロンに必要なもの

エステサロンを開業するには、大きくわけて、3つの準備が必要です。

  1. エステサロンを開業するための物件
  2. 物件契約や備品購入に必要な資金
  3. エステサロンを開業するための届け出

エステサロンを開業するための物件

エステサロンを開業するには、物件を探す必要があります。まずは集客が見込める立地や周辺環境を確認しながら、探していきましょう。また、物件の外観も重要な要素で、エステサロンにふさわしい建物を選ぶことが大切です。自宅兼オフィスが可能な方は、自宅で開業する方法もあります。

物件を探す際は、居抜き物件かリフォームするかで、費用が大きく変わってきます。居抜き物件とは、前の業種で使っていた内装や設備を、そのまま使用できる物件のことです。内装工事を入れる必要がないため、リフォーム費用を節約できるのがメリットです。

一方で、内装リフォームを入れる場合は、自分好みのサロンにすることができます。妥協したくないという方は、費用をかけてでもリフォームをすると、納得のいくスタートが切れるでしょう。

物件契約や備品購入に必要な資金

物件契約には、大きくわけて、以下のような費用がかかります。

  • 敷金
  • 保証金
  • リフォーム費用

また、サロンをオープンするまでに、必要な機器や消耗品などをそろえなければなりません。具体的には、以下のようなものが必要です。

  • ベッド
  • スツール
  • ワゴン
  • タオルウォーマー/クーラー
  • 消毒用アルコールなど
  • バスタオル
  • フェイスタオル
  • シーツ類
  • ガウンや着替えなど
  • スリッパや化粧品、ドライヤーなどの備品
  • 契約書、領収書
  • 掃除用の備品

上記以外にも必要なものがある場合は、早めに手配を進めておきましょう。それぞれの費用相場については、以下を参考にしてください。

  • 物件の初期費用:家賃の4~6ヶ月分(敷金・礼金)
    ※ 保証金は、家賃の1年分が必要な場合が多い
  • 内装リフォーム:100~300万円(20坪の物件の場合)
  • ベッドなどの備品:20万円程度
  • 消耗品:数万円程度

エステサロンを開業するための届け出

エステサロンを開業するためには、届け出が必要です。具体的には、以下のような流れで進めていきます。

  • 「事業計画書」を作成する(融資の申し込みや助成金の申請で必要)
  • エステサロン開業をサポートしてくれるパートナーに協力を依頼する
  • 融資や助成金などで資金を調達する
  • 物件を探して契約する
  • 店舗の内装リフォームや機器・備品の設置を行う

上記以外にも、開業から1ヶ月以内に「個人事業の開業届け出」を、税務署へ提出する必要があります。これは所得税の申告にかかわってくるため、忘れずに手続きを行いましょう。

エステサロン開業後に失敗しないためには?

ここまで、エステサロンに必要なものや費用などについてお話ししました。ここからは、エステサロン開業後に失敗しないためのポイントを紹介していきます。

ランニングコストを把握する

エステサロンの開業には大きな初期費用がかかりますが、開業後のランニングコストについても考えておく必要があります。たとえば、家賃や消耗品の購入について考慮しておかないと、売り上げの目標額に届かなかったときに、赤字につながりかねません。また、新規顧客の集客を行う際の広告費もネックとなってくるため、余裕をもった経営ができるようにシミュレーションしておきましょう。

オープンまでに集客を進める

サロン開業後から繁盛するかどうかは、オープン前の集客にかかっています。エステサロンを開業してから集客するのでは遅く、オープン時には自分のファンがいるところからスタートするイメージをもっておくといいでしょう。

たとえば、ブログやSNSで情報発信をしたり、現在働いているエステサロンで実績を作っておいたりしておくと、大きなアドバンテージになります。エステサロンでの仕事が未経験の人は、成功している人からアドバイスをもらいながら準備を進めていくのがオススメです。

まとめ

エステサロンは、誰でも開業できるのがメリットですが、必要な資金や準備が不十分だと、失敗するリスクも大きいのが特徴です。まずは必要なものや資金を把握し、アドバイスをもらいながら確実に進めていきましょう。

「エステルームunLino」では、独立開業を目指している方に向けた、「オープンのときから1ヶ月先の予約が埋まるノウハウ」を学べるのが特徴です。家族と仕事を両立しながら、自分のペースでサロン経営ができるようになることを目標にできます。

サロン経営に迷ったときでも、講師や仲間に相談できる場があるので、これからエステサロンを開業する方の強い味方です。エステサロンの開業に不安を抱えている方は、「エステルームunLino」にぜひお問い合わせください。