エステサロンを成功させるには、集客スキルが不可欠です。どんなに高いスキルをもっていても、お客様がサロンに来てくれなければ、潰れてしまいます。エステサロンは競争が激しい業界のため、集客方法で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、エステサロンの集客を成功させるコツを紹介します。エステサロンの開業を目指している方や、開業したばかりの方は、ぜひ参考にしてみてください。
エステサロンは開業しやすく競争が激しい
エステサロンは特別な資格が必要ないことが多く、ある程度の資金があれば開業しやすいビジネスです。しかし、他のサロンとの差別化が難しく、思うように集客できずに潰れてしまうサロンも多いといわれています。
近年では老若男女問わず「美」に対する意識が高まっており、美容のニーズは広がっています。一方で、施術者のスキル不足や値下げに頼った経営など、エステ業界全体の競争が激しくなっているのが特徴です。
エステサロンは集客が9割
エステサロンが潰れてしまう原因には、集客ができずに赤字が膨らむことが挙げられます。どんなに高い施術スキルをもっていても、来店してほしい顧客層に伝わらなければ意味がありません。また、コミュニケーションスキルや営業力が低いと、せっかく来店した新規客のリピートにつながらないこともあります。
新規顧客の獲得を狙って値下げやキャンペーンをおこなうケースもありますが、価格だけが顧客の満足度につながっているわけではありません。自分の価値を安売りしてしまうと肉体的な負担も大きく、長続きしにくい傾向があります。さらに、毎月の売り上げが落ちると精神的なダメージも大きく、サービスの質も低下するという悪循環に陥ってしまうでしょう。
エステサロンの集客を成功させるコツとは?
自宅や個人でサロン経営をする場合、施術やサービスだけでなく、集客もセラピスト自身がおこなう必要があります。技術やサービスをどんなに磨いていても、集客力がなければ成功できません。逆に、集客の仕組みを作ってしまえば、成功が見えてくるでしょう。
ここからは、どのようなことを意識して集客を進めていけばいいのかを解説していきます。
顧客のターゲット層を絞る
エステ業界に限らず、顧客のターゲット層を絞ることは重要です。サロンのホームページを作る際も、どんな人に来てほしいかを考えないと、来店してほしい顧客層にメッセージが伝わりません。マーケティングでは「ペルソナを設定する」といわれており、まずは理想の顧客像をイメージして発信することを意識しましょう。
具体的には以下のように、ターゲットの人物像を明確にしてみます。
- 性別
- 職業
- 年齢
- 収入
- 家族構成
- 趣味や行動パターンなど
サービスの特色やサロンの強みを明確にする
ターゲット層が決まった後は、サービスの特色やサロンの強みを明確にすることです。コンセプトが決まれば、ターゲット層に響くメッセージを打ち出せるでしょう。たとえば、以下のようなコンセプトが挙げられます。
- 誰でも小顔が目指せる
- むくみが気になる方向け
- 疲れた頭をリフレッシュできる
満足度を上げてリピーターを増やす
集客では新規顧客の獲得が重要と思う方が多いかもしれませんが、リピーターを増やすことで、利益率を上げやすくなります。なぜなら、既存客に再来店してもらうよりも、新規客を獲得するほうが何倍もコストや時間がかかるからです。
たとえば、新規客が月に3人だとしても、全員がリピーターになれば、年間で36人の顧客をもつことになります。とくに2~3回通った方は、初めて通ったときよりもキレイになったという変化を感じやすく、「周囲に話したい」という気持ちも湧きやすいでしょう。
お客様との信頼関係が構築できると、ほかのサービスの提案がしやすくなります。また、紹介や口コミをお願いしやすくなるため、お客様がサロンの広告をしてくれる確率も高まるでしょう。
エステサロンの集客に効果的な方法は?
エステサロンは、さまざまな方法で集客が可能です。ここからは、比較的低コストではじめやすい集客方法について紹介します。
ホームページを充実させる
1つ目は、ホームページを充実させることです。先ほどのターゲット設定やコンセプトに合うデザインや写真などを積極的に使いましょう。また、メニューや料金、期待できる効果や口コミなど、施術後の変化がイメージしやすい内容にするのがポイントです。
現在では専門知識がなくても、Wordpress(ワードプレス)を使ってホームページを作れます。ブログの更新もできるうえ、ホームページがウェブ検索上位に表示されやすくなるなどのメリットが特徴です。
自分でホームページを作るのが難しい方は、ホームページ制作会社に依頼する方法もあります。予算と相談しながら、サロンやセラピストの魅力が最大限アピールできるホームページを作りましょう。
ウェブ広告を活用する
2つ目は、ウェブ広告を活用することです。ホームページを作成すれば、比較的低予算ではじめられます。ウェブ広告のメリットは、以下のとおりです。
- 地域や年齢、性別、興味など、見込み客の傾向が把握できる
- クリックされたときだけ費用が発生するため、チラシやフリーペーパーよりも費用対効果が高い
- ホームページのクリック回数、予約人数などが把握できるため、広告効果が把握できる
チラシやフリーペーパーはある程度大きな予算が必要なうえ、正確な広告効果が把握できません。一方で、ウェブ広告は、数千円からはじめることができ、狙ったターゲット層にアプローチしやすいのが特徴です。
SNSを活用して情報発信する
3つ目は、SNSを活用して情報発信することです。美容系の情報収集をする際にInstagramやTwitterを利用するユーザーは多く、エステサロンの集客には欠かせません。SNSによって特徴が異なるので、それぞれ有効活用しながら情報発信をしましょう。
- Instagram:画像に特化、ハッシュタグを活用すると集客しやすい
- Twitter:リツイートなど、拡散力の高さが特徴
- Facebook:エステサロンのページを作ることが可能で、ページに「いいね!」がつくと認知度が広まりやすい
アナログ集客
4つ目はアナログ集客です。具体的には、「チラシ」や「地域誌での広告」が当てはまります。
特に、地域密着型サロンを目指す場合は、取り入れたい集客方法の一つです。
地域制やターゲットにもよりますが、紙媒体を活用して認知を獲得して、ネットに誘導する手法も有効です。
チラシなどの紙媒体でも、Web媒体でも、コンセプトやターゲットに合わせた施策が重要である点は変わりません。
まとめ
エステサロンをはじめたい方は、知識や施術内容以外にも、集客のスキルが不可欠です。まずは、来店してほしいお客様をイメージし、コンセプトを固めていきましょう。
エステサロンの集客には正解はありません。サロンのコンセプトや特徴を踏まえて、優先順位をつけながら、あらゆる方法を複合的に組み合わせていく必要があります。
「エステルームunLino」では、独立開業を目指している方に向けた、「オープン直後から1ヶ月先の予約が埋まる集客ノウハウ」が学べます。セラピストとしての技術習得はもちろん、カウンセリングや集客のノウハウが学べるのが特徴です。
また、フォロー期間中は講師や仲間との情報交換もできるため、サロン経営で迷ったときも相談できます。オープン前のコンセプト作りもサポートしていますので、独立開業を考えている人は「エステルームunLino」にぜひお問い合わせください。