コラム
2022年08月30日

肌のたるみはなぜ起こる?原因と予防法・緩和する方法をご紹介

肌がたるんでくると、老け顔・疲れ顔の原因となります。たるみの原因は加齢以外にもさまざまあり、生活習慣を改善するだけでも緩和できる場合があります。この記事では、肌のたるみの原因と解決方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

肌のたるみの原因6つ

肌のたるみの原因で一般的なのは、加齢といわれていますが、年齢に関わらずたるみは起きてしまう可能性があるものです。ここでは、肌のたるみの主な原因である以下の6つについて解説します。

  • 乾燥や紫外線
  • 筋力の低下
  • 脂肪の蓄積
  • 姿勢の悪さ
  • 食習慣
  • 骨格のずれ

乾燥や紫外線

肌のハリを作るのに重要な成分が、ヒアルロン酸などの水分です。肌が乾燥すると、弾力が減りたるみやすくなります。また、乾燥は、皮膚の新陳代謝の低下も招きます。新陳代謝が落ちると古い角質が剥がれにくくなるため、皮膚表面だけでなく、深層部まで乾燥を起こす悪循環になり、たるみを深刻化させます。

また、紫外線もたるみを作る原因となります。紫外線A波は、皮膚深層にある線維芽細胞を傷つけます。さらに、皮膚内部で活性酸素を生み出し、コラーゲン繊維を硬化させる作用もあります。コラーゲン繊維は肌のハリを保つ重要な働きをしているため、硬化すると肌全体がたるみやすくなるのです。

筋力の低下

顔の表情筋が衰えると、たるみを生む原因となります。真皮層の奥にある表情筋は40種類以上あるといわれています。しかし、表情筋のうち70%は日常的に使っていない人が多く、筋力が低下しがちです。

老化も筋肉が衰える原因のひとつではありますが、普段の表情にも大きな関係があります。普段の表情の癖により、一部の筋肉の緊張が大きすぎたり、またはまったく動かす機会がなかったりする可能性があります。その結果、実年齢に関わらず筋力の低下を招き、たるみの原因となるのです。

脂肪の蓄積

肌の脂肪は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチン、筋肉により支えられています。しかし、脂肪の量が多くなるとこれらの繊維により支えきれなくなり、重力に負けて垂れ下がってしまいます。

とくに急激に太ったときには、注意が必要です。顔の皮下脂肪が急に増える一方で、支える筋力は不足し、たるみが起こりやすくなります。加齢により代謝が低下すると、脂肪が蓄積されやすくなります。年をとると肌にたるみが生じてくるのも、そのためです。

姿勢の悪さ

姿勢の悪さは、血行不良や筋肉の緊張を引き起こします。首や肩の筋肉が硬くなると、顔の筋肉が引っ張られ、下垂します。また、首回りの血液が停滞すると、顔の老廃物や水分を排出する働きが衰え、むくみやすくなります。

とくに現代人が注意したいのが、「スマホたるみ」です。スマートフォンを見るときの下を向いた姿勢を長時間続けることで、顔が下向きに垂れ下がってしまうといわれています。

食習慣

食習慣と肌のたるみにも、大きな関係があります。栄養が十分に摂取できなかったり、偏りがあったりすると、血流が悪くなり、肌の健康状態を悪化させます。肌にとって重要な栄養素のひとつが、タンパク質です。タンパク質を体内で分解したアミノ酸が、肌や筋肉を作ります。そのため、1日に必要な摂取量のタンパク質を十分に摂取できるバランスのいい食事は、肌にとって重要です。

骨格のずれ

骨格のずれによって、肌がたるんでしまうケースがあります。

たとえば、加齢により「下顎骨」と呼ばれる下アゴの骨が下がってくることがあります。アゴの骨が下がることで、顔が大きく長くなります。ほほ骨の位置が下がり、ほほのたるみが大きくなり毛穴が目立つ原因になります。

そのような場合、骨格の位置を正しい位置に優しく整える施術が効果的です。

たるみを予防する方法は?

たるみができにくい体質にするために、日頃から心がけられることがあります。ここでは、たるみの予防に有効な3つの方法をご紹介します。

  • 紫外線を防ぐ
  • 表情筋を鍛える
  • 生活習慣を改善する

紫外線を防ぐ

肌のたるみを防ぐためには、紫外線対策は必須です。紫外線には、UV-AとUV-Bがあります。UV-Aは肌の真皮層にダメージを与えるのに対し、「SPF」と「PA」は表面のバリア機能を低下させます。肌のたるみ対策のためには、日焼け止めなどを日常的に使用し、これらの紫外線から来るダメージを防ぎましょう。

市販の日焼け止めは、「PA」と「 SPF」の数値が設定されています。「PA」はUV-Aを防ぐ効果、「SPF」は、UV-Bを防ぐ効果を現わしています。使用するシーンによって、適切な効果があるものを使いわけることが大切です。また、曇りの日や屋外であっても紫外線の影響はあるため、紫外線対策は日常ルーティーンに取り入れるようにしましょう。

表情筋を鍛える

スマホやパソコンに向かうことが多い現代人は、無意識のうちに無表情になりがちです。意識的に表情筋全体を満遍なく使うようにするなら、肌のたるみ予防に効果的でしょう。表情筋を鍛える方法には、マッサージや顔のストレッチなどがあります。

たとえば、眉間に皺を寄せる癖、歯を食いしばる癖など自分の癖に応じて、筋肉が強ばりやすい箇所を優しく揉み解すと効果的です。頭皮も肌とつながっているので、頭皮マッサージを取り入れるのもいいでしょう。表情筋は、小さな筋肉の集合体のため、満遍なく鍛えられる顔全体のストレッチもオススメです。

生活習慣を改善する

睡眠不足や食習慣の乱れなどは、肌のたるみと大きな関係があります。睡眠不足や栄養バランスが悪いことにより、肌に必要な栄養素が行き渡らなくなると、新陳代謝が滞りたるみを引き起こします。そのため、規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけることは、たるみ予防につながります。

また、飲酒や脂質の過剰摂取は、肌のコラーゲンを変性させる糖化の原因となります。タバコはビタミンCを破壊し、コラーゲンを生成させにくくするとされています。そのため、これらの習慣がある人も注意が必要です。

たるみを和らげる方法は?

すでにできてしまった肌のたるみは、少しでも改善したいものです。たるみの緩和に効果のある2つの方法をご紹介します。

  • コラーゲンや保湿を意識したスキンケア
  • エステに通う

コラーゲンや保湿を意識したスキンケア

コラーゲンには、肌のハリや弾力を保つ働きがあります。また、保湿ケアにより肌の水分量を保ち、バリア機能を整えることができます。肌に潤いを与えるタイプのケアアイテムを日常的に使用するなら、たるみを和らげる効果に期待できるでしょう。

オススメの基礎化粧品は、コラーゲンやコエンザイムQ10、ビタミンCなどの成分が含まれているものです。基礎化粧品選びは、付けたときの感触も重要です。適量をきちんと使い、肌なじみのいいものを選ぶようにしましょう。

エステに通う

たるみ緩和のためのマッサージやストレッチは、自宅でも行うことができます。しかし、自己流のケアは、効果が思うように得られなかったり、強く押しすぎて肌を痛めてしまったりといったリスクも伴います。

本気でたるみ改善を行いたい場合には、エステに通うのもオススメです。プロのエステティシャンの施術により、顔の筋肉のこりを適切にほぐし、血流改善できます。顔の骨格の位置を正しい位置に優しく整えることで、肌のたるみが改善されます。また、エステを受けるときの癒し効果も、セルフケアと一線を画すポイントです。

まとめ

肌のたるみの原因は、顔の筋力や脂肪、加齢や生活習慣など、さまざまな要素が関係しています。年齢に関係なく、生活習慣により肌が垂れ下がってしまう状態は、起こり得るものです。肌のコラーゲンを活性化させ、表情筋を鍛えることを意識するなら、どの年代の方でも肌のたるみの緩和に期待できます。

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